【小田原市】「小田原北条氏の絆~小田原城とその支城」展/小田原城天守閣で開催中(~12月24日)

 戦国時代、親子・兄弟・一門が争うことなく国力を高め、5代100年にわたって関東一円を治めた小田原北条氏に焦点をあてた特別展「小田原北条氏の絆~小田原城とその支城」が、小田原城天守閣で開かれている。12月24日まで。休館日は12月13日のみ。開館時間は、午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。

 同展では、昨年、小田原北条氏の縁で姉妹都市となった東京都八王子市の八王子城、埼玉県寄居町の鉢形城を中心に、小田原城、箕輪城(群馬県高崎市)、本佐倉城(千葉県酒々井町)、葛西城(東京都葛飾区)、津久井城(神奈川県相模原市)、山中城(静岡県三島市)など、小田原北条氏領国の各支城で出土した資料をはじめ、北条氏邦奉納の三十二間筋兜や北条氏邦家臣・秩父重国が用いた五枚胴具足、八王子城御主殿跡(北条氏照居館)から出土したベネチア製レースガラス、小田原北条氏の下で作られた小田原相州と呼ばれる刀剣、京都の“手びねり”を真似た小田原産「かわらけ(土器)」など、400年以上の時間(とき)を経て小田原城へ帰陣したゆかりの品々など、戦国時代ファン必見の展示内容となっている。

 小田原北条氏は、朱印の印文を用いて自らの施策を郷村の隅々まで行き渡らせるように努めた。当主(氏綱・氏康・氏政・氏直)が用いた虎朱印には、「富み(禄)と生命(壽)をまさ(應)に穏(穏)やかにする」という意味を込めた「禄壽應穏」の文字を刻み、関東に平和な世界を築こうとした小田原北条氏の理想・理念が込められている。
 八王子城主・北条氏照が領国を中心に用いた公印は、「如意成就」で文字上の形像に象をあしらい、「思いのままに(如意)」「願いが叶うように(成就)」という想いが込められた印文。関東に理想の国家を建国しようとする小田原北条氏の目的に向かい、兄・氏政や甥の氏直の下で一所懸命に励む氏照の想いが感じられる。

 鉢形城主・北条氏邦の公印は、形像に獅子と象をあしらった「翕邦挹福(きゅほうゆうふく)」は、「邦(くに)を翕(あつ)めて、福(ふく)を挹(と)る」と読み、関東を共和的に統治し、幸福な世界をつくろうという、想いを込めている。印文には、氏邦の「邦」と妻・大福御前の「福」の字が含まれており、夫婦の絆を感じさせる。
 小田原城のHPはhttp://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/odawaracastle/
(伊豆さがみ情報ネット) 

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