【南足柄市】「合併協議会設置に関わらず住民投票条例制定」委員会で修正案可決:12月13日の本会議で採決

 南足柄市の加藤修平市長が、小田原市との合併計画で市民の意向調査結果などをもとに「小田原市との合併はするべきでない」と表明する中、南足柄市議会(内田克己議長)は6日午前9時から、総務福祉常任委員会(池田真一委員長)を開き、12月定例会初日に付託された議員提出議案「南足柄市が合併することの賛否を問う住民投票条例の制定」と「南足柄と小田原市の合併の賛否についての意思を問う住民投票の実施を求める請願」などを審査・採決した。

総務福祉常任委員会では、住民投票条例制定の「修正案」が起立多数で可決された。

 住民投票条例の制定議案は、石川貴久雄・保田建一郎の2議員が提出者となり、7議員が賛成者となった。同常任委員会では、石川議員が、南足柄市と小田原市の合併協議会を設置する時には、広く市民の意思を把握するために住民投票を実施するための条例を制定すべきだとする議案を説明した後、質疑が行われた。
 その後、加藤恵三議員が、「合併協議会を設置しなければ住民投票が出来ないならば、合併に反対する人たちを利することが危惧される」と持論を述べ、《住民投票は、南足柄市が小田原市と合併することについて、賛成または反対のいずれかを問うために行うものとする》などの一部文言を削除し、《住民投票の期日を30日以上経過した日で市長が定める日》を《150日を経過する日までの間において市長が定める日》などとする「修正案」を提出した。
 原案と修正案を巡っては、〈住民投票には1千万円以上の費用がかかるので、現状では住民投票は避けた方が良い〉、〈住民が南足柄の将来を決めるのに経費の問題ではない〉、〈150日経過の根拠は?〉、〈これから新年度予算編成などで忙しく、4月の年度変わり以降が良く、6月議会の前に結果がでるのではないか〉、〈アンケート結果は合併に賛成と反対が拮抗しており、“わからない”とした9.7%の意向を知るためにも住民投票すべきだ〉、〈1千万円かけても98%の比率で同じ結果になる〉などさまざまな議論が交わされた。
 両案は、質疑・討論などの後、委員長を除く7人で採決した結果、加藤議員提案の「修正案」を起立多数で可決した。
 傍聴していた議員からは「原案に賛成していた議員も修正案の賛成に回るなど、本会議での採決は、原案か修正案か微妙になった」と話している。
 請願は、同市弘西寺の押田洋二さんら26人が、南足柄市自治基本条例の規定に基づき、合併の賛否について意思を問う住民投票の速やかな実施を求めた。委員会では、紹介議員の1人となった星崎健次議員が説明員となって請願の趣旨を述べた。
 審査・討論に続いて採決が行われ、起立多数で同請願を採択した。
 修正案と請願は議会最終日の12月13日に委員長報告され、採決される。
(伊豆さがみ情報ネット)

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