【伊東市】「森を守ること」森林総合監理士によるCaféセミナー

 森林総合監理士の小森胤樹(こもり・つぐき)さんによるミニ・セミナーが1月15日、伊東市八幡野の「Café Be」で開かれた。小森さんは岐阜県・郡上市(ぐじょう)で「郡上エネルギー株式会社」を立ち上げるまでは、15年間林業を務めていたが、元々は医療科学系の研究者であった異色の経歴を持つ林業家。現在は「森を守る」という観点から、森や山のあるべき姿、開発の考え方、地域社会や経済とのつながり方などを企画、「冒険の森inいとしろ」をはじめとする様々なプロジェクトを運営している。

 15日のミニ・セミナーでは、日本の森林の現状、間伐(かんばつ・間引いて伐採すること)のあり方とCO2吸収性の関係などを「森を愛する林業家」としての視点から解説した。また、同氏が郡上市で展開を始めた売電にあたり「地域内の経済循環」の中でエネルギーを外部から買わないことも含む考え方を説いた。

 本セミナーは、伊東市八幡野地区で計画されている「伊豆メガソーラーパーク」建設予定地の見学会が同日午前中にあり、これを受けての午後の勉強会という形であった。小森さんは「伊東市には森林組合が無いという不思議な地域。誰が山を管理し守るのか? 山を守りたい者の観点からは森林伐採によるメガソーラーの建設は基本的には賛成ではないが、森はただ放置して残しておけばよいというものでもない。山の在り方や伊東の山をどう活かしてゆくか、については、市民が当事者という意識でしっかり考えていってほしい。」と語り、「美しい森林はまた恵み多き森林である」というドイツ人学者の言葉で講話を締めくくった。
 ミニ・セミナーには伊東市内外の15名ほどの聴講者が集まった。小森さんの講話に引き続き、「伊豆メガソーラーパーク」の開発についても質疑応答があり、聴講者と関係者が意見を交わしていた。
(伊豆さがみ情報ネット)

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