【小田原市】火に祈る!修験道・千年の秘法/満福寺の「火伏まつり・火渡り修行」

 熾火(おきび)の上を素足で渡り、煩悩や諸悪を焼き尽くす修行で知られる小田原市中里の延寿山成就院満福寺(藤原慈舟住職)の「火伏まつり・火渡り修行」が1月28日、同寺本堂と境内で行われた。同寺は、建長6(1254)年、箱根金剛王院(現・箱根神社)から下向した1人の僧侶により創建された、と伝わる。

うずたかく積まれた護摩に火が入った

 「火伏まつり」は正午から、本堂で護摩を焚いた後、関東一円から駆けつけた修験者が、境内で山伏問答や神木登り、宝剣・宝弓・宝斧など千年来の歴史を持つ山伏の所作法や熊笹に浸した熱湯を頭からかぶる〈湯立て式〉を行った。

 〈火渡り修行〉は、スギの小枝や古い札などで数メートルほどの高さに組まれた護摩に火が入り、参詣の老若男女が願い事を書いた〈祈願札〉を次々と投げ入れた後、藤原住職をはじめ山伏たちが素足で宝剣をかざしながら、煙と風に煽られて真っ赤に燃える熾火の上を渡った。周りには、アマチュアカメラマンらが陣取りシャッターチャンスを狙った。火勢を弱めた後には、参詣者らが手を合わせながら次々と火渡りを行い、一年の健康や家内安全、交通安全、商売繁盛などを祈った。

宝剣をかざしながら熾火の上を渡る藤原慈舟住職

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