【広域】《持続可能な開発のための教育》など学ぶ/日本ジオパークネットワーク全国研修会

 全国43地域のジオパーク関係者が集い、活動事例・課題に対する取り組みなどの情報共有やネットワークの連携強化を目的にした「第11回日本ジオパークネットワーク全国研修会」が、21・22日の日程で開かれた。主催は箱根ジオパーク推進協議会、文部科学省、NPO法人日本ジオパークネットワーク。

全国43地域のジオパークから120人が詰めかけた研修会

 初日の会場となった小田原市栄町のおだわら市民交流センター「UMECO」には、日本ジオパークに加盟する全国43地域のジオパーク関係者ら約120人が詰めかけた。《ジオパークが目指す持続可能性とESD(持続可能な開発のための教育》をテーマにした講演やグループワーク、交流会などが行われた。

 初めに主催者を代表して、箱根ジオパーク推進協議会会長の山口昇士箱根町長が挨拶。「箱根ジオパークは、南足柄市を含む2市3町へのエリア拡大が認定され、プレート衝突による変動を体感できるジオパークへと進化することができた。日本ジオパークネットワークは、全国43地域と加盟を目指す準会員は17地域を数え、全国に活動が広がっている。ジオパークが目指す持続可能性とESDをテーマに持続可能な開発とジオパークと教育について考える機会になれば…」などと話した。

「ジオパークの活動は全国に広がっている」と話す箱根ジオパーク推進協議会長の山口昇士箱根町長

 文部科学省国際統括官付・鈴木規子国際統括官の挨拶に続いて、国立研究開発法人・産業技術総合研究所グループ長の渡辺真人さんが「ジオパークと持続可能な開発とは」をテーマに講演。ジオパークの始まりから、外国におけるジオパークの様子を交えながら、《2017年は持続可能な国際観光年》と位置づけ、「持続可能な観光と地域経済の発展を視野に本物の価値を見いだす戦略が必要」と締めくくった。

 「ジオパークの教育とは~ESDをジオパークに活用してみよう」をテーマに講演した伊豆半島ジオパーク推進協議会専任研究員の鈴木雄介さんは、1万7000年前に噴火した伊豆東部火山群の鉢窪山ジオサイトを挙げ、成り立ちなどを物語風に語った後、「交流人口の拡大から保全・質の向上への転換が必要。地球と地域のことを知って・守って・役立てる」こととした。

 グループワークでは、ESDの理解度に応じて、真鶴・湯河原エリア《A:ESDを知ろう!》、箱根エリア《B:ESDをジオパークに活用してみよう!》、南足柄・小田原エリア《C:ESDと関わるジオパーク活動を構築してみよう!》の3班に分かれ、意見を交わした。

 2日は雪が予想される中、①真鶴・湯河原②箱根③南足柄・小田原の各エリアでのフィールドワークやジオサイト、拠点施設などを訪ねる予定。

(伊豆さがみ情報ネット)

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