【熱海市】旬の景色、文豪坪内逍遥がこよなく愛した熱海の春/双柿舎

 明治の文豪「坪内逍遙」の熱海の住居「双柿舎(そうししゃ)」で2月最初の日曜日となった2月4日、あたみ桜が満開となり、東京、神奈川などから多くの人が訪れた。この庭には樹齢300余年と言われる柿の大樹が2本あったことから、逍遥の友人・会津八一が「双柿舎」と名付けた。現在の柿の木は植え直されたものだが風情がある。あたみ桜や紅白の梅も植栽されており、春も秋に負けないくらい趣がある。開館は毎週日曜日。

 逍遥は明治45年に熱海市の糸川沿いに別荘を構え、昭和10年に大正9年から15年間過ごした市内水口町の双姉舎(逍遥の私邸)で77歳で没した。この間、シェークスピアの翻訳や熱海市歌を作詞、図書館の創設に尽力するなど市の文化振興に大きな功績を残した。

 毎年、命日の2月28日に近親者や市、熱海稲門会の有志が追悼行事(逍遥忌)を開く。邸内には、塔の形の書庫や筆塚があり、また、会津八一の筆による門の扁額なども見ることができる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
住所/熱海市水口町11-17
開館/毎週日曜日 10:00~16:00
料金/無料
問い合わせ/双柿舎0557-81-2232(日曜日のみ)、熱海市教育委員会生涯学習課文化施設室(施設)0557-86-6232

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