山北町(湯川裕司町長)は20日午前、平成22年度に策定した〈東山北1000まちづくり〉基本計画の重点事業のひとつに掲げたJR御殿場線東山北駅前広場の整備に伴う開園式を同町向原で開いた。
〈東山北1000まちづくり〉は、“東山北に1,000人の人口増加を目指す”をキャッチフレーズに①駅前地区(テーマ:東山北の顔づくりによる暮らしやすさの向上)②尾先地区(テーマ:東山北・水と緑あふれる“ゆとり住宅”)③水上地区(テーマ:東山北・緑と清流に囲まれた”快適住宅“)④原耕地地区(テーマ:商業とくらしが調和した東山北の元気づくり)の4地区が対象。原耕地地区には、平成26年度までに商業施設が進出、地域の活性化に貢献している。
東山北駅は、昭和31(1956)年12月に地元の請願によって開業。同45(‘70)年8月に県立山北高校が駅近くに移転してからは、山北駅よりも1日あたり100人以上多く利用している。
同駅には、ロータリーのスペースが無く、通学・通勤時間帯には、送迎車両が町道や県道に駐停車し、混雑していたため、近隣自治会から駅前広場・ロータリー整備の要望が出されていた。町では昨年8月から、ロータリー(約450平方メートル)整備、町道約60メートルの拡幅などを行った。
開園式には、湯川町長はじめ近隣自治会、地権者など関係者のほか、向原保育園の園児など約150人が参加。
式では、湯川町長が整備までの経過を交えながら、「地域活性化と町の発展に繋がれば…」と期待を込めた。テープカットに続いて、園児が、色とりどりのバルーンを大空に放し、開園を祝福した。また、庁用車2台による走り初めの後には、念願だったロータリーが供用開始となった。平成30年度からは、広場の舗装、ベンチ、水飲み場などを設置する予定。
(伊豆さがみ情報ネット)