神奈川県西部1市3町の“山”と“森”と“里”を結んだ「あしがら雛めぐり」は、《瀬戸屋敷ひなまつり/開成町》&《雛の舘・森のひなまつり/南足柄市》&《まつだ桜まつり・雛のつるし飾り/松田町》&《お山のひなまつり/大井町》と、それぞれに特徴もあり、“ほっこりとした春”を感じられる。
開成町金井島ののどかな田園地帯に佇む茅葺きの古民家・あしがり郷瀬戸屋敷では、名主を務めた瀬戸家に伝わる江戸後期の内裏雛や小田原藩主・大久保家の家紋入り〈小道具類〉のほか、「段飾り」、「御殿飾り」、地元の蔵から発見された約300年前の「享保雛」、婦人会手づくりの「つるし飾り」7,000個以上、高さ2.4メートルの「大つるし雛」などを飾った「瀬戸屋敷ひなまつり」を開いている。3月4日まで。時間は午前10時~午後5時(最終入園は午後4時)。入園料は400円(中学生以下無料)。
家紋入り小道具類は、『伊勢物語』の豆本を置いた書見台、貝合わせ、手あぶり、碁盤、茶道具、碁盤、将棋盤など見応え十分。
また、婦人会が〈桜色のつるし雛で春をお出迎え〉をコンセプトに制作した新作雛「桜色傘福」も、人気を集めている。
瀬戸屋敷ひなまつりのHPは、http://www.kaisei-hinamatsuri.com
問合せは、あしがり郷「瀬戸屋敷」(電話0465-84-0050)へ。
(伊豆さがみ情報ネット)