【小田原市】地層が伝える大地の記憶/生命の星・地球博物館で特別展「地球を《はぎ取る》」

 小田原市入生田の県立生命の星・地球博物館(平田大二館長)では「大地の古文書」と言われる地層の「はぎ取り標本」から大地のさまざまな記憶を読み解く特別展「地球を《はぎ取る》~地層が伝える大地の記憶」を開いている。11月5日まで。休館日は9月19・25日/10月2・10・11・16・23・30日。開館時間は9:00~16:30(入館は16:00まで)。

「大地の記憶」を知ることができる特別展

 同展は、①「時の記憶」=時の流れを記憶する地層のはぎ取り標本と実験展示を通して、地層の原理について解説する。②「事件の記憶」=地層から地震・津波・液状化・乱泥流、火山噴火など大地で起こったさまざまな事件を読み解く。③「場所の記憶」=地層は、たまる場所によって種類も模様も違い、貝殻なども入る浅い海、海底を流れる“川”、大地の表面を覆う地層、湖など繊細な模様の美しさも楽しめる。④「現場の記憶~大地を標本にする方法」=地層はぎ取り技法をはじめ現場を保存する方法、地層標本や情報を博物館で保存する意義などについて解説する4つのコーナーからなる。

 会場には、はぎ取り(接状剥離法・せつじょうはくりほう)や型取り(離状剥離法・りじょうはくりほう)などの技法を駆使した貴重な標本が並んでいる。戦時中に掘られ、ツルハシの痕も残る地下壕をトンネル状にはぎ取った標本や縄文人が1千年以上もゴミ捨て場として使っていた貝塚層断面露頭のはぎ取り標本、小田原城の堀底に液状化による噴砂脈が残る立体標本、地層ができた後で、中に含まれていた水が抜けてもとの模様が変形したうねうね模様(コンボリュート構造)が美しい標本など地層の記憶から辿る大地の面白さを伝えている。
生命の星・地球博物館のホームページは http://nh.kanagawa-museum.jp

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