松田町の本山博幸町長は10月5日、再選後初の臨時議会で2期目へ決意も新たに所信を述べた。
本山町長は、「平成26年5月に国立社会保障・人口問題研究所から示された〈消滅可能性都市〉に対する人口減少抑制策や地方創生地域再生計画をもとにさまざまな対策と種をまいてきた」と1期目を強調。
さらに、現在の町の高齢化率32.6%を挙げ、若い世代の定住化に向けた幼稚園・保育所における収容施設の確保、若者・子育て世代優先住宅の整備、女性支援センターの整備、町民文化センターを複合施設へリニューアル、松田小学校の木造校舎建替え、篭場・町屋の町営住宅2棟の建設、寄七つ星ヒーリングビレッジ事業など町の魅力アップを訴えた。
また、「4つの要素〈町民との協働〉〈行・財政改革〉〈シティプロモーション〉〈官民連携事業推進〉が必要とし、最先端のICTやAIを活用し、さまざまな施策と融合しながら日本のモデルとなるIT先進自治体をオール松田で取り組んでいく」と決意を示した。
最後に「人口のピーク1万3240人がいた平成7年ごろと同じ町民サービスの提供は難しく、現状を維持するだけでも幾つかの課題や条件をクリアしていく必要がある。これまでの事業をゼロベースで総点検し、スクラップアンドビルドを徹底し、〈選択と集中〉のもと、メリハリのある財政運営を進めるため、《協働》をキーワードに町民・行政・団体・企業が協力し合って一緒に働き汗をかくことが町の未来にとって大切なこと」と協力を呼びかけた。