【南足柄市】無料巡回バス運行など市政へ提言/「中学生議会」開く

 次代を担う中学生が、地方自治体の議会で夢や希望を提言し、市民としての自覚を持ち、まちづくりに関心を持って貰おう。南足柄市(加藤修平市長)は10月6日、市立岡本中学校(瀬戸雅史校長)の1~3年生10人の中学生議員による「中学生議会」を本会議場で開いた。平成19年度から広聴事業の一環として実施している。

幅広い視点から市政へ提案や提言を本会議場で行う中学生議員

 議場には、加藤市長はじめ市側の幹部と中学生議員が並んだ。議事は、市幹部と中学生議員の自己紹介に続いて、議長を務めた和田夢果さん(3年)の開会宣言で始まった。途中、休憩を挟んで副議長の海老澤紗里さん(3年)が議長席に座り、議事を進めた。
 また、傍聴席には、学校関係者のほか、内田克己議長、加藤洋一副議長ら議員10人が駆けつけ、中学生議員らの提言と加藤市長の答弁に耳を傾けた。

中学生議員の提案や提言に答える加藤修平市長

 少し緊張気味の中学生議員らは、放課後や休日などに利用できる学習室の増設、外国人観光客や親子三代で楽しめる商業施設の整備、子育て支援の充実、通学路や狭あい道路の整備など幅広い視点から市政への提言を行った。また、免許証を返納するお年寄りなどを例に交通弱者に向けた無料巡回バスの運行なども求めた。
 加藤市長と飯山教育長は、市立図書館や中部公民館などの現状を説明した後、「新しく設けるには費用がかかるのですぐには対応できないが、学校でのスペース確保などに努力していきたい」と理解を求めた。商業施設の整備について、市側は「民間の力や資源を活用したまちづくり、平成31年に予定される道の駅や南足柄と箱根を結ぶ道路」などを挙げ、賑わいに満ちたまちづくりを進めている、と答えた。  
 無料巡回バスの運行には、コミュニティーバスを運行し、乗車人数の減少により運行を休止した経緯などを説明し、「交通問題は、全国的な社会問題となっており、地域の現状・要望を的確に把握していきたい」と答えるにとどめた。

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