衆院選(10月22日投開票)公示後、最後の日曜日なった10月15日、自民党の「最強助っ人」小泉進次郎筆頭副幹事長(36)が熱海入りし、静岡6区に立候補している勝俣孝明氏(41)=自民前=を激励した。雨が降り続く中、1300人の市民や観光客が傘をさしながら熱心に聞き入り、熱海駅前を埋めつくした。
今回の選挙で、静岡県内で応援演説するのは今回だけ。「勝俣さんには親近感がある。息子さんが二人いらして、長男の名前がコウタロー、次男の名前がシンジロー。きっとシンジロー君、勝俣さんに毎日怒られているんだろうな」と笑いをとった。
【勝俣氏の医療政策、医食同源の国づくり】
応援演説では、熱海市が抱える少子高齢化を取り上げ、「これからの日本の最大課題は人口減少。止まらないし、確実に減る。私や勝俣さんの世代は選挙向けに、こうやったら人口が増える、1億2000万人の人口を保てる、などとは言わない。人口を減ることを前提に、どうやったら日本の豊さと活力を次の世代に引き渡すことができるか、と真正面から考える」と力を込めて話し、「勝俣さんが力を入れてきた政策が『医療』。日本の社会保障費は莫大に増え、子供たちの国民皆保険、皆年金が守れないくらい大きな借金を残してしまった。このあり方を変えるには、病気になったらお金を使う、のではなく、病気にならないようにお金を使うのが一番いい。農業、漁業、林業政策をしっかりやって、運動とスポーツビジネスに投資する。それが結果としておいしい食事と運動が連動する医食同源の国づくりにつながる」と続けた。
【そろそろ、小選挙区で勝つときが来た】
「そういう30年先、40年先の日本のあるべき姿を想像しながら政治のかじ取りができるのが私や勝俣さんの世代。それをしっかりやらさせてもらうには、同世代で自民党の青年部、青年局で一緒に頑張ってきた勝俣さんの力がいる。今まで2回、厳しい選挙の中で、大きな壁に対して全力でぶつかり、何とか2回連続で比例復活した。みなさん、そろそろ小選挙区で勝つときが来たんじゃないですか。本日は多くの公明党の皆さんにも足を運んでいただいた。3度目の正直で、選挙区で当選できるよう皆様のご支援をいただきたい」と呼び掛けた。
(熱海ネット新聞・松本洋二)